気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2008年2月28日付
●民主、道路財源の対案 暫定税率廃止、国会提出は未定(読売・4面)
●ドコモ、顧客離れに危機感、家族通話無料、800億円減収消耗戦に(読売・10面)
●ガソリンまた値上げも、卸値、3月に3円(読売・11面)
●ハイブリッド海外生産へ、ホンダ・福井社長講演で(朝日・13面)
●三菱自が日産にパジェロミニ供給、今秋から販売(毎日・10面)
●1000円超え「困難」トヨタ春闘、経営側見解(産経・11面)
●道路財源、広がる修正論、年度内成立にらみ参院で(日経・2面)
●トヨタ2012年に1130万台生産計画5年で3割以上増(東京・9面)
●新日石が太陽電池販売 三洋で提携値市場拡大に弾み(日経・11面)
●新製品解剖、日産GT-R 速さ・安全性高次元で両立(日経・33面)
ひとくちコメント
1年で最も新規契約が増える春の商戦を控えて携帯電話の料金値下げ競争が激しさを増している。業界最大手のNTTドコモが携帯電話の家族間通話を4月から無料にすると発表、きょうの各紙が取り上げている。
先週はKDDI(au)がこの3月からの無料化を発表したばかりで、すでに昨年5月から家族間通話が「24時間無料」となるプランを実施しているソフトバンクモバイルに対抗する。
auとドコモが相次いで大幅な割引を打ち出したのは、「昨年末以降、ソフトバンクの独り勝ちの構図が鮮明になってきたため」(東京)とみられる。ただ、ドコモは、無料化によって、営業利益が約1割にあたる年800億円の減収を見込んでおり「春の携帯電話商戦は、消耗戦の様相を呈してきた」(朝日)ことは否めない。
一方、新日本石油などによると、ガソリンの卸値は、3月から1リットルあたり3円程度値上げされるという。自動車ユーザーは携帯料金の値下げ分がそのままガソリン代で吹っ飛んでしまいそうだ。