08年度産業機械受注見通し、過去最高を更新

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日本産業機械工業会は、2008年度の産業機械の受注見通しを発表した。2008年度は、外需が好調に推移し、2007年度見通しと比べて2.4%増の6兆7486億円と過去最高となる見通し。

2007年度は内需が前年度比2.0%増と小幅な伸びだが、外需が同11.7%増の2兆9425億円となる見通し。合計は同6.1%増の6兆5893億円を予想している。

2008年度見通しで内需は、民需が底堅く推移し、官公需も緩やかなに回復すると予想、前年度を若干上回ると見通した。民需は、経済のグローバル化を意識した設備投資の拡大や、CO2排出量の削減・原材料消費を抑えた効率生産への移行など、省エネ化や環境対策への投資拡大による増加を予想する。

ただ、国内市場が伸び悩む中で、生産能力の拡大に向けた大型投資は一段落する見通し。過去数年にわたって高水準な受注状況が続いた需要先によっては一巡効果も現れるとみて、受注金額としては高水準だった前年度をやや上回る程度の見通し。環境装置の中心となる官公需は、更新需要などが拡大する見通しで低水準ながら微増となる見込み。内需全体では、2007年度見通し比1.0%増の3兆6842億円の見通し。

外需は、資源国や新興国の旺盛な消費と設備投資意欲を背景に、素材・エネルギー関連や工業化・インフラ投資による需要が引き続き好調に推移すると予想。地域的には主力のアジアに加え、多くの地域で前年度を上回る見通し。ただ、ほとんどの機種が高水準な受注状況が続いており、外需全体の伸び率は前年度までに比べやや鈍化すると予想した。外需全体では、2007年度の見通しよりも4.1%増の3兆643億円の見通し。

《レスポンス編集部》

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