日本工作機械工業会が6日発表した2月の工作機械受注額(速報)は、前年同月比0.7%減の1304億1600万円と、14か月ぶりに前年割れとなった。
受注総額は依然として高水準にあるものの、米国のサブプライムローン問題を機に、景気減速を懸念する声が強まっているが、景気の先行指標でもある工作機械の受注減少で、国内外での景気が後退局面に入ったとの見方が強まりそうだ。
工作機械受注総額のうち、輸出は同2.5%増の697億5000万円と順調だったが、国内向けが同4.2%減の606億6600万円と不振だった。