用品メーカーのRSタイチは、世界初のエアバッグ内蔵レザースーツを出展した。昨年暮れに開発し、本格的に売り出したのは今月からという。システム名称は「T-RAPS」。
背中上部のネックサポート部(円錐状になっている部分)にCO2ボンベとエアバッグ本体を収納し、車体とシステムを結ぶワイヤーが伸びるとエアバッグが展開し、時には致命傷となる頸椎(けいつい)や脊椎(せきつい)をしっかりと保護する。
レースなどでは転倒後にエアバッグを即座に外して再スタートできるほか、エアバッグが破れない限り、CO2ボンベを交換して何回でも使えるのもミソ。スーツ込みで29万4000円から。将来はT-RAPSを搭載したレザージャケットも検討するという。