【新聞ウォッチ】渡辺社長が「カラーコピー禁止」令 トヨタ減収減益

モータースポーツ/エンタメ 出版物
【新聞ウォッチ】渡辺社長が「カラーコピー禁止」令 トヨタ減収減益
【新聞ウォッチ】渡辺社長が「カラーコピー禁止」令 トヨタ減収減益 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年5月9日付

●トヨタ今期3割減益予想、08年3月期は売上高世界一(読売・2面)

●米新車販売4月シェア ビッグ3過去最低(読売・9面)

●道路以外特定財源1兆円、空港・原発など目的に課税(朝日・7面)

●東芝売上高10兆円計画(朝日・13面)

●プジョー新型「308」発売(朝日・13面)

●スズキ「ワゴンR」4か月連続首位(毎日・2面)

●「大政奉還」へ布石、トヨタ、海外事業担当に章男氏(毎日・10面)

●道路財源「1年限り」明記、改正案との矛盾解消13日閣議決定(東京・1面)

●転機の最強トヨタ、決算から、北米不振、潮目変化に危機感(東京・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車が発表した09年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比4.9%減の25兆円、営業利益は同29.5%減の1兆6000億円で、2000年3月期以来9年ぶりの減収減益に転じるという。きょうの朝日、毎日、産経が1面トップ記事で報じているほか、読売、東京、日経も準トップで取り上げている。

オフィシャルの会見でも渡辺捷昭社長は「米国経済は減速し、昨年後半から潮目は変わった」と述べたが、減益の大きな要因は為替の変動である。前期のドルレートが114円に対し、今期は100円を想定しているため、為替の影響だけでも6900億円の減益となる。

見出しだけをみると「9年ぶりの減収減益」が目立ち暗いイメージになるが、何も赤字に転落したわけではなく、今期の純利益は1兆2500億円を予想している。

それでも、渡辺社長は決算発表後に記者団に囲まれた際に、読売によると、社内会議の説明資料が、カラーコピーを多用するなど無駄が多いことを挙げて「ぜひやめさせようと思っている。記者発表資料も派手すぎる」などと述べ、節約意識をさらに徹底させると強調したという。

例え話とはいえ、コピー代まで目配りするのは渡辺社長らしいが、まさか、老舗高級料亭のように、社員食堂の食べ残しまでを2度出しするようなことはないだろうが……。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  2. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  3. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  4. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  5. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る