記念カードは即日完売。福岡・天神がnimocaに染まる

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記念カードは即日完売。福岡・天神がnimocaに染まる
記念カードは即日完売。福岡・天神がnimocaに染まる 全 8 枚 拡大写真

西日本鉄道が18日、九州で初となるサイバネ方式の交通IC・電子マネーサービス「nimoca」をスタートした。福岡の天神大牟田線、、太宰府線、甘木線、バスは福岡都心部を走る一部の路線が対応するほか、天神を中心に電子マネー加盟店514店舗で利用可能だ。

nimocaでは、機能別に3種類のカードが用意されており、さらにそれぞれ定期券機能を持たせることができる。

最もシンプルなものは「nimoca(会員登録不要タイプ)」。プリペイド(前払い)でお金をチャージし、電車・バスの利用や電子マネーとして使う。交通利用時には乗車ポイントが付与されるが、電子マネーの利用でポイントはつかない。発売額は2000円で、このうち500円がデポジット(預かり金)になっている。

「スターnimoca」は、電車・バスの利用だけでなく、電子マネー利用時にもポイントが付与される。また、紛失時には再発行手数料を支払うと残額補償が受けられるなど、ノーマルタイプのnimocaにはない機能がある。一方で、スターnimocaの利用には、会員登録(氏名・性別・生年月日・電話番号・住所)が必要になる。

「クレジットnimoca」は、スターnimocaにクレジットカード機能が内蔵されたものだ。ジェーシービー、クレディセゾン、三井住友カード、三菱UFJニコスが提携カードの発行元として選べる。申し込みから発行まで時間がかかるが、デポジット料金は不要。

クレジットnimocaでは、スターnimocaと同様のポイントプログラムに加えて、クレジットカード利用時のポイントも付く。さらに電車・バス利用時に残額が一定以下になるとチャージする「オートチャージ機能」も用意されている。

◆nimoca開始にあわせて、限定カード発行やキャンペーン

18日のnimoca開始にあわせて、西鉄では限定1万枚で「nimocaデビューカード」を発行。この限定カードは朝8時から発売されたが、筆者が取材で訪れた9時頃には販売所には行列ができており、午後には各販売所で売り切れが続出する人気ぶりだった。

西鉄の拠点である天神では、nimoca電子マネー加盟店が多いこともあり、様々なイベントやキャンペーンが実施された。例えば、同じ西鉄グループの「ソラリアプラザ」では大規模なイベントが行われたほか、nimocaポイントが5倍付けになるキャンペーンが人気を博していた。

さらに天神のいたるところには、nimocaのイメージキャラクターであるフェレットのぬいぐるみや看板がおかれ、街はまさに「nimoca一色」。駅周辺では、電車の利用だけでなく、電子マネーを使う人もあちこちで見受けられた。サービス初日の滑り出しは順調と言えそうだ。

《神尾寿》

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