PS3用ハンドルコントローラ Driving Force GT…開発者に聞く

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PS3用ハンドルコントローラ Driving Force GT…開発者に聞く
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外観上の違いはリアルタイムアジャストダイヤル

リアルタイムアジャストメント機能にはかなりこだわりがあるようだ。『グランツーリスモ5プロローグ SpecII』では、トラクションコントロール、4WDトルク配分、オートスタビリティマネジメント、ABS、ブレーキバランスが調整可能となっている。

「近年のスポーツカーは、走行中に性能を変化させるシステムが搭載されています。実際にドライバーがレース中に調整しなくてはいけない部分です。具体的には、ドライバーがあるコーナーから次のコーナーへ行くまでに、ドライバー自身がクルマの性能を調節し、タイムを上げていくという動作を行います」。

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レース競技の経験があるというムカジー氏は「私にとって重要なパラメータはトラクションコントロールとフロントリアのブレーキバランスの調整です」と明言する。「初めて経験するコースを走る場合に、どういう風に走るか、どんなコーナーリングをするかを探します。この時はトラクションコントロールを高めにします。そしてライン取りが決まったらトラクションコントロールを切り、エンジンの出力を活かす走りに切り替えて、タイヤの選択やエンジンの性能をチューンします。トラクションコントロールは過度な動力伝達を押さえるためにエンジン出力を下げる機能なので、速く走りたいと思ったら下げるべき。ブレーキングポイントを把握できたらトラクションコントロールは要りません」

ムカジー氏はもっとわかりやすい例として、スタートダッシュを実演してくれた。停止中にブレーキとアクセルを踏み、ブレーキを離してスタートする。「トラクションコントロールが無いと、ホイールスピンを起こしますよね。しかし、トラクションコントロールを有効にした場合、ホイールスピンは収まります」。確かにスタート時には便利な機能だ。

しかし、そのままトラクションコントロールを有効にすると、ハイスピードコーナーで失速するなどの弊害もある。だから状況に応じて調整したい、というわけだ。リアルタイムアジャストダイヤルは4WDの特性も調節できる。FFに調節すればタックイン、FRに振ればドリフトで急カーブを抜けていくこともできる。

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《杉山淳一》

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