08年のパナソニック「ストラーダ Fクラス」では、世界初となる「ストラーダ ホームリンク」の機能を搭載。開発を担当したパナソニック オートモーティブシステムズ社の井上貴史氏は、「家とクルマをネットワークで結ぶ“夢のカーナビ”を目指した」と語る。
◆プラットフォームの刷新と機能追加を同時に実現
----:08年のFクラスは家電連携の「ストラーダ ホームリンク」も実現したことに加え、OSがWindowsベースに変わり、文字通りビッグチェンジの年となりました。ストラーダの“From Home to Car”のビジョンをみごとに具現化しています。開発においての井上さんの役割は?
井上:わたしは松下電工さんをはじめとして関係各社とPAS社(パナソニック オートモーティブシステムズ社:パナソニックのカーAV部門)との窓口として、全体の調整を担当しました。
----:クルマからブルーレイ/DVDレコーダーを操作したり、ネットワークカメラの画像を見たりと、未来のカーナビ体験を一足飛びに実現してしまったという印象があるのですが、今年のFクラスにこの機能を載せた理由は?
井上:“家とつながるナビ”というのは、家からAV機器、白物家電までつくっているパナソニックでしかできないこと。他社ではできないストラーダ ホームリンクの第一歩を踏み出しました。