【カーナビガイド08夏】ストラーダ Fクラス「“夢のカーナビ”実現への第一歩」…開発者

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【カーナビガイド08夏】ストラーダ Fクラス「“夢のカーナビ”実現への第一歩」…開発者
【カーナビガイド08夏】ストラーダ Fクラス「“夢のカーナビ”実現への第一歩」…開発者 全 10 枚 拡大写真

映像はよりくっきり・はっきり VRフォーマットに対応
 
----:映像エンジンも改良されていますね。地デジの映像が従来モデルに比べてもかなりクリアで明るくなった印象ですが、液晶部品を変更したのですか?
 
井上:液晶自体は従来モデルと基本的に同じですが、表示技術を刷新しています。VIERA譲りの高画質を実現するPEAKCプロセッサーは昨年モデルに引き続き搭載していますが、新型Fクラスでは新たに液晶AI機能とダイナミックコントラスト制御を採用しました。液晶AIは、ソースを判断してコントラストと色調を最適化するとともに、輪郭を強調してよりくっきり・はっきりとした映像を実現しています。一方、ダイナミックコントラスト制御は外光の強弱を判断して外の写り込みに負けないようにコントラストを変化させるというものです。
 
----:見逃せないのが、DVDビデオのVRフォーマットへの対応ですね。家で録画したDVDがカーナビで見られないというのはやはり問題。個人的には、何年も前から希望していました。
 
井上:VRフォーマット対応についてはお客様の要望がやはり大きかったですね。ストラーダのホームリンク機能でDIGAに録画したディスクを車内に持ち込んでみることもできるわけです。

 
◆クルマと家がつながる「未来のカーナビ」への第一歩
 
----:最後に、ストラーダの定番機能となった「おでかけストラーダ」についてお伺いします。家電連携が実現して、今度はおでかけストラーダコンテンツのネットワーク連携かな、と思うのですが、例えばおでかけストラーダのデータをBluetooth経由でダウンロード、という選択肢はなかったのでしょうか。
 
井上:通信費の問題が一番大きいですね。おでかけストラーダのデータはけっこうな量なのです。数件の情報でも、1回つないでデータをダウンロードするのに何百円もかかるのではお客様の負担が大きすぎます。しかし、おでかけストラーダとのオンライン連携は今後の課題であると認識はしています。
 
----:ともあれ、今回はストラーダ ホームリンクという夢への第一歩を踏み出しました。たいてい初物はぎくしゃくするものですが、今回は使いやすさに配慮されていてユーザーのことを考えているな、と感じました。

井上:リンク機能は新Fクラスの目玉機能ですから、ぜひ使っていただきたいですね。昨年モデルで別売りだったBluetoothも内蔵、iPodコントロールケーブルも同梱され、価格は従来モデルの約1万円高ですから、お買い得感も高いと思います。

《聞き手:三浦和也》

  1. «
  2. 1
  3. 2
  4. 3
  5. 4

《北島友和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバル『フォレスター』に早くも「理想の姿」と話題の特別仕様、「最初から出してよ!」の声も
  2. 【フィアット 600ハイブリッド 新型試乗】意外にもBEV版よりスムースで快適! 価格にも「親近感」…島崎七生人
  3. 新型EVセダン『マツダ6e』、カーフェスト2025で英国一般初公開へ
  4. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  3. 栃木ホンダ販売、テラチャージの急速充電器設置…EV充電環境を強化
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
ランキングをもっと見る