フィアット パンダ に「マミー」追加…これが欧州版 女性仕様

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フィアット パンダ に「マミー」追加…これが欧州版 女性仕様
フィアット パンダ に「マミー」追加…これが欧州版 女性仕様 全 1 枚 拡大写真

フィアット・オートモビルズUKは、『パンダ』に英国市場限定の女性仕様「マミー」を追加発売した。ターゲットは子育て中の若い母親。ヨーロッパでは、正面から「女性向け」を謳った企画は存在しなかった。

パンダ・マミーは既存の1.2リットル「ダイナミック」をベースに専用色2色を設定し、ドアおよびテールゲートのノブやミラーをボディと同色にした。

室内装備では、エアコン、高さ調節式ドライバーズシート、ブルートゥース・ハンズフリー通話機能に加え、ウォッシャブル素材シート地、背面ポケット付きシートカバー、後席確認用ルームミラー、ISOFIX規格チャイルドシート装着対応アタッチメント、ラゲッジルーム内フックなどを追加した。

装備の総額は1000ポンド(約21万円)にもかかわらず、車両価格はベースモデルよりも5ポンド安い8200ポンド(約173万円)に設定されている。

日本では1980年代以降各メーカーから女性仕様が投入され、現在は明らかに開発段階から女性ユーザーを意図したモデルが多数導入されている。それに対してヨーロッパでは、近年シトロエンがファッションブランドと特別仕様車の共同企画を行った例はあったものの、正面から「女性向け」を謳った企画は存在しなかった。ましてや、今回のように「母親」に的を絞った商品は例がない。

パンダと姉妹車フィアット『500』は今2008年第1四半期、欧州Aセグメントの最多販売車種に輝いたものの、車販売の先行きが見えぬ現在、新しい顧客層を開拓して勢いを持続することが求められている。英国のママたちの反応は、トリノ本社でもおおいに関心があるに違いない。

《Mari OYA》

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