クラリオン、タイに新工場を建設

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クラリオンは、タイにカーオーディオ・カービジュアル製品を年100万台生産する能力を持つ工場を新設すると発表した。2009年12月から操業を開始する。

クラリオンが45%出資するクラリオン・マレーシア(CM)の100%子会社で、クラリオン製品の生産・販売を行っているサイアム・シーエム・エレクトロニクス社(SCE)が増資のため、発行する新株をクラリオンが引き受ける。

出資比率はクラリオン80%、CMが20%となる。SCEはクラリオンの子会社となり、増資で得た資金を活用して新工場を建設する。

クラリオンは従来、タイを中心にインドや他のASEAN諸国の、自動車市場の成長に伴う車載機器の需要拡大、特にOEM需要の拡大に着目し、これらの国々を重要市場と位置づけている。新工場の建設で、拡大する商権へ対応、中国に集中している生産体制のリスク分散などの効果を見込んでいる。

また、子会社化するSCE社をタイを中心とするアジア地域でのクラリオングループの新たな拠点としてCM社の販売力、開発力、部品調達力を活用することでタイでの生産・販売事業の強化・拡大を図る。

クラリオンでは、新工場が稼動する2010年には、タイ国内販売向け及びインドなどへの輸出向けカーオーディオ、カービジュアル製品を中心に、年間100万台規模の生産・販売を目指す。

《レスポンス編集部》

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