冠水に気づかず進入、女性溺死

自動車 社会 社会

16日、栃木県鹿沼市内で、豪雨によって冠水したアンダーパスに軽乗用車が進入して立ち往生する事故が起きた。軽乗用車は完全に水没したが、これが発覚したのは水が引き始めてから。運転していた女性は死亡している。

栃木県警・鹿沼署によると、事故が発覚したのは16日の午後7時20分ごろ。鹿沼市茂呂付近の東北自動車道下を通る市道のアンダーパスで、豪雨による道路冠水のために通行規制を行っていた同署員が、中央部で水没している軽乗用車の屋根部を発見した。

運転していた45歳の女性は車内に取り残されたままで、救助されたものの、まもなく死亡が確認された。溺死とみられている。

調べによると、鹿沼市付近では午後5時から6時までの間に66.5mmの降水量を記録する豪雨に見舞われ、現場のアンダーパス部は午後5時30分ごろに約20cmの冠水となった。このため、通行止めを知らせる自動表示機が作動していたという。

しかし、女性のクルマはその約40分後に現場へ進入したとみられ、午後6時10分ごろには家族に対して「川に流された、助けてくれ」という内容の電話連絡を行っていた。署員が現場に到着したのは午後7時ごろで、水が引き始めたことでクルマの屋根部が見えてきたとされる。

警察では女性が進入禁止の表示に気がつかず、漫然とアンダーパスへ進行した可能性が高いと推測している。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
  2. 【メルセデスベンツ Eクラスオールテレイン 新型試乗】Eクラスを選ぶならこれが一番。ただしお値段は…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. 地面が光る「埋込型信号」が日本初導入、「横断歩道がわかりやすくなった」効果に期待
  5. マツダ『CX-5』新型、7月10日世界初公開へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る