新日鉄、火災に遭った八幡製鉄所の復旧見通しを公表

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新日本製鉄は、八幡製鉄所の火災でコークス炉での生産が停止している問題で、復旧見通しを公表した。現在、生産を停止している第4コークス炉は、今年9月下旬に、第5コークス炉は今年12月中旬にそれぞれ稼動する見通し。

ただ、安全を最優先しながら、可能な限りの対策を織り込み、更なる工期の短縮を目指す。

7月29日に発生した八幡製鉄所の石炭運送用ベルトコンベア及びコークスガス配管の火災で、同社では7月30日には高炉の出銑を再開した。7月30日に第4高炉の出銑を再開して以降、コークス炉を除く全工程が復旧、各生産ラインは現在順調に稼動している。

その後、8月5日に北九州市消防局による鎮火宣言、8月12日の消防・警察による実況見分完了を受け、8月13日から現場調査、解体・撤去工事に着手するとともに、復旧計画を検討している。

第4コークス炉は9月下旬、第5コークス炉は12月中旬に再開する。

今回のコークス炉休止に対しては、全社コークス在庫および三井鉱山などの関係先からのコークス調達も含め、全社的な対応を取っているが、コークス炉休止の影響で復旧計画での出銑への影響は、年度で20万トン程度となる見込み。

鋼材出荷は、復旧工期の短縮や社をあげての最大限の操業努力による挽回で、顧客への影響を最小限に止めるため、引き続き全力を尽くすとしている。

《レスポンス編集部》

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