【VW ゴルフ TSIトレンドライン 解説】1.4リットルとは思えぬ力強さ

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【VW ゴルフ TSIトレンドライン 解説】1.4リットルとは思えぬ力強さ
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フォルクスワーゲン(VW)『ゴルフ』のベーシックモデルとして設定された「TSIコンフォートライン」には、従来のツインチャージャーではなくターボだけを組み合わせた新開発のTSIエンジンが搭載されている。

今までのTSIエンジンと同じく1.4リットルで、スーパーチャージャーが付かなくなるぶん、低速域でのパワーの出方は厳しいものと思われたが、実際には発進時から力強い加速感が印象的だった。

VWジャパンマーケティング統括部の山崎信雄さんは「トレンドラインのターボエンジンにはツインチャージャーのTSIエンジンよりも小型化されたターボが採用され、さらにインテークマニホールド一体式とした水冷式インタークーラーを採用したことにより、素早く過給圧を高めることができるようになっています」

「これにより最高出力は122psですが、最大トルクは従来の自然吸気の2リットル並みにあり、それを1500 - 4000rpmの幅広い領域で発揮してくれます。1250rpmですでに最大トルクの80%を発揮していますので、低回転域からレスポンスに優れた加速性能を与えてくれます」とコメント。

実際にゴルフTSIトレンドラインの加速フィーリングにはターボラグといった違和感はまったくない。より低速寄りに振られた1速の効果もあり、発進時から1.4リットルとも思えぬトルク感があり、その後もスムーズに加速していってくれる。数値上ではツインチャージャーに劣っているが、実際に乗った感覚ではツインチャージャーに劣ることのない加速性能を見せてくれた。

エンジンのノイズなどは従来の自然吸気よりも少し騒がしくなっているが、加速性能に関してはベーシックグレードとは思えぬ力強さがある。このエンジンのパフォーマンスだけでも、ゴルフの中でトレンドラインを選ぶ意味はじゅうぶんにある。

《岡島裕二》

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