【VW ゴルフ TSIトレンドライン 解説】1.4リットルとは思えぬ力強さ

自動車 ニューモデル 新型車
【VW ゴルフ TSIトレンドライン 解説】1.4リットルとは思えぬ力強さ
【VW ゴルフ TSIトレンドライン 解説】1.4リットルとは思えぬ力強さ 全 7 枚 拡大写真

フォルクスワーゲン(VW)『ゴルフ』のベーシックモデルとして設定された「TSIコンフォートライン」には、従来のツインチャージャーではなくターボだけを組み合わせた新開発のTSIエンジンが搭載されている。

今までのTSIエンジンと同じく1.4リットルで、スーパーチャージャーが付かなくなるぶん、低速域でのパワーの出方は厳しいものと思われたが、実際には発進時から力強い加速感が印象的だった。

VWジャパンマーケティング統括部の山崎信雄さんは「トレンドラインのターボエンジンにはツインチャージャーのTSIエンジンよりも小型化されたターボが採用され、さらにインテークマニホールド一体式とした水冷式インタークーラーを採用したことにより、素早く過給圧を高めることができるようになっています」

「これにより最高出力は122psですが、最大トルクは従来の自然吸気の2リットル並みにあり、それを1500 - 4000rpmの幅広い領域で発揮してくれます。1250rpmですでに最大トルクの80%を発揮していますので、低回転域からレスポンスに優れた加速性能を与えてくれます」とコメント。

実際にゴルフTSIトレンドラインの加速フィーリングにはターボラグといった違和感はまったくない。より低速寄りに振られた1速の効果もあり、発進時から1.4リットルとも思えぬトルク感があり、その後もスムーズに加速していってくれる。数値上ではツインチャージャーに劣っているが、実際に乗った感覚ではツインチャージャーに劣ることのない加速性能を見せてくれた。

エンジンのノイズなどは従来の自然吸気よりも少し騒がしくなっているが、加速性能に関してはベーシックグレードとは思えぬ力強さがある。このエンジンのパフォーマンスだけでも、ゴルフの中でトレンドラインを選ぶ意味はじゅうぶんにある。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  2. 懐かしのクルマが昭和の街並みをパレード…喜多方レトロ横丁 昭和レトロモーターShow 2025
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. トヨタ、愛知県豊田市に新車両工場を建設へ…2030年代初頭稼働めざす
  5. 航続262kmの新型電動バイクが約10万円から、ビンファストが2モデル発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
  5. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
ランキングをもっと見る