マツダ財団、2008年度の研究助成を決定

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マツダ財団は、2008年度の研究助成を決定した。

今年度は、全国の大学・研究機関等から360件の応募があり、その中から「科学技術振興関係」として28件に助成金額3500万円を、「青少年健全育成関係」として7件に助成金額550万円の研究助成を決定した。合計35件、総額4050万円で、昨年度より250万円増額となる。

科学技術振興関係の研究助成は、科学技術の発展への寄与が見込まれる28件の研究に決定した。マツダ財団では従来から、次世代を担う若手研究者および未来を開く芽となる萌芽的研究に優先的に助成を行っており、今回は40歳以下の若手研究者への助成割合が89%と、過去最高の比率となっている。

また、マツダ財団が重点をおく「循環・省資源に貢献する研究」では、摺動時のエネルギー効率を飛躍的に改善する「積層構造を利用した自己潤滑硬質被膜の極厚膜化技術による高機能被覆材料の開発」(広島大学)、ユビキタス電子機器の自立電源デバイスとして実用化を目指す「シート状の光で充電できる蓄電池(光蓄電池)開発−光蓄電の評価技術の確立−」(鹿児島大学)など19件が選ばれた。

一方、青少年健全育成の研究助成では、昨年度に引き続き、青少年健全育成にかかわる市民活動の活性化に役立つ実践的な研究を助成対象とした。「品性・品格を育む教材の教師による評価の分析」(広島大学)、「ボランティア育成を核とした地域連携型キャリア教育プログラムの開発」(奈良教育大学)、「発達障害者の自立実現に必要なスキルと地域環境の解明 - 学生ボランティアと研究者による協働研究 -」(長崎大学)などに決定した。

2009年度青少年健全育成のための市民活動支援については、10月から広島、山口両県で募集を開始する。

《レスポンス編集部》

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