出光、VOC排出量を70%削減…1年前倒しで達成

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出光、VOC排出量を70%削減…1年前倒しで達成
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出光興産は、製油所・工場の2007年度のPRTR制度対象化学物質の大気排出量を、2001年度比で70%以上削減したと発表した。

PRTR制度とは、1999年に制定された「化学物質排出把握管理促進法」の柱のひとつで、人の健康や生態系に有害なおそれのある化学物質について、事業所からの環境(大気、水系、土壌)への排出量および廃棄物に含まれての事業所外への移動量を、事業者が自ら把握し、国に対して届け出るとともに、国は届出データや推計に基づき、排出量・移動量を集計・公表する制度。

同社では、2008年度までに2001年度大気排出量実績の70%を削減することを自主目標に掲げ、製油所や工場で取り扱う物質の大気・水系などへの排出量の削減を図ってきた。今回、PRTR制度対象の化学物質の排出量が2007年度実績で、2001年度対比で72%を削減、目標を1年前倒しで達成した。

製油所や工場から排出されるPRTR制度対象の化学物質の主なものは、ジクロロメタン、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの揮発性の高い物質で、製品の製造段階、貯蔵タンクへの受け入れ時、ローリー・船舶への出荷時に大気中に排出される。

同社では、排出量削減に向けて、運転設備の改善やタンクの構造変更(インナーフロート設備)、VOC(揮発性有機化合物)回収装置の新設などで対応した。

《レスポンス編集部》

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