スズキの新型軽自動車『ワゴンR』が、25日に発表された。ラインアップは、標準モデルと「スティングレー」の2タイプとなる。
先代モデルは、標準モデルとスポーティモデルの「RR」(ダブルアール)の2タイプのスタイリングで登場。2007年には横長のヘッドライトを採用した「スティングレー」が追加され、最終的に3タイプのスタイリングが設定されていた。
新型ワゴンRのチーフエンジニアを務めた大西 伊知朗さんは「先代のワゴンRは2007年にスティングレーを追加してからはRRの購買層のお客様がスティングレーを選ぶ傾向が強くなり、新型ではスポーティモデルはスティングレーに絞りました」
「先代のスティングレーは、縦長のヘッドライトが定番のワゴンRで初めて横長のライトを組み合わせたチャレンジングなモデルでしたが、お客様からの評判も良く、販売も好調でしたので、スポーティモデル派のお客様は新型スティングレーで満足していただけると思います」とコメント。
事実、先代のRRはフロントマスクの迫力が少し強過ぎたので、誰が乗っても似合うようなスタイリングではなかった。だが、後から追加されたスティングレーは洗練されたスポーティ感を上手く演出していたので、女性が乗っても似合うモデルに仕上がっていた。
先代のモデル末期の販売状況を考慮すれば、新型は2タイプのスタイリングに絞って正解といえるだろう。