スズキは25日、新型『ワゴンR』発表した。スタイリングはひと目でワゴンRと分かるフロントマスクや全体的なフォルムを持ちながらも、躍動感あふれるスタイリングに進化している。
標準モデルのフロントマスクは、ワゴンRの特徴でもある縦長のヘッドライトを採用しているが絞り込まれた上部をサイドまで回り込ませることでワイド感を演出。メタリック塗装が施されたフロントグリルを組み合わせることで、上質感のある顔つきになった。
スティングレーは、先代同様にサングラスのようなシャープなデザインの横長ヘッドライトとスケルトンクローム仕様のフロントグリルを組み合わせることで、精悍なイメージを強調。先代よりもフロントバンパーの押し出し感が増し、より存在感を高めている。
両車ともにリヤビューはリヤゲートの傾斜角度が強くなり、コンビランプのデザイン性も向上しているのでスッキリとした印象を手に入れている。
そして最も大きく変わっているのがサイドビューだ。先代までもルーフは前方に少し傾斜していたが、新型は傾斜角度が強くなりスポーティ感を増している。さらにサイドウィンドウも先代に比べると高さが方向が狭くなっているので、サイドビューにカタマリ感がある。
新型ワゴンRのチーフエンジニアを務めた大西 伊知朗さんは「新型のエクステリアは今までのワゴンRらしさを大切にしながらも、躍動感のあるスタイリングにまとめ上げることができました。このスタイリングもセールスポイントになってくれると自負しています」とコメント。
確かに、このボクシーなスタイリングはワゴンRならではのアイデンティティに溢れている。このスタイリングなら新しいユーザーの獲得はもちろんのこと、先代までのワゴンRユーザーも違和感を持つことなく買い替えてくれるに違いない。