勘違い証言を鵜呑み、誤認逮捕

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福岡県警は5日、交通違反を行ったとして無免許運転の現行犯で逮捕された24歳の男性が、実際には有効な免許を所持していたことが判明。逮捕から7時間後に釈放したことを明らかにした。事実関係の確認にミスがあったという。

福岡県警・西署によると、逮捕のきっかけとなる事件が起きたのは5日の午後4時30分ごろ。福岡市西区内で携帯電話で通話しながら軽乗用車を運転する男性をパトロール中の署員が発見。抑止して、職務質問を実施した。

当初この男性は別人の名前を騙っていたが、言動に不審な点がみられたことから署員が追及。違反累積で免許停止処分になっていたことを認めたため、道交法違反(無免許運転)の現行犯で逮捕している。

ところが後の調べで、免許停止期間が8月4日からの60日間だったことが判明。実際には免許の効力が3日から回復していたが、男性はこれを勘違いしていたこともわかった。逮捕容疑は無免許運転だったため、身柄を拘束している理由が消滅。男性は7時間後に釈放され、携帯電話使用で改めて摘発されたという。

警察では「偽名を騙ったこともあって、男性の証言を鵜呑みにし、事実関係を確認することなく逮捕してしまった」とミスを認めている。

《石田真一》

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