日立、自動ブレーキ制御の効果を確認

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日立製作所は、ドライバーのハンドル操作にあわせて自動的にブレーキやアクセルの加減速を行う制御技術について、操舵性の向上、乗り心地改善などの効果を確認したと発表した。

具体的には、自動車がカーブに差し掛かった際に、ドライバーがブレーキを踏むことなく、代わりに制御装置がハンドルの操作にあわせて熟練ドライバーの運転技術と同様のスムーズなブレーキ制御を行うもの。実証実験は、日立と神奈川工科大学が共同で実施した。

熟練ドライバーのハンドルとアクセル・ブレーキの連係操作と、それにより実現されるスムーズな車両運動が、加速度の時間変化(加加速度)と強い相関関係がある理論をブレーキ制御システムに展開し、そのシステムを実験車両に搭載して確認したもの。

この技術は、将来の自動運転や無駄なブレーキ操作によるタイヤ磨耗の軽減、燃費の向上など、安全で人と環境に優しい車を実現する次世代運転支援システムに道を拓く技術としている。

地球環境問題の高まりから自動車には、安全性や乗り心地、快適性といった視点に加えて、エネルギーを効率よく使用するための技術が求められている。燃費の改善は、エンジン性能の効率化だけでなく、ドライバーの運転技術にも大きく依存しており、熟練ドライバーとの運転技術に差が見られるコーナリングでは、タイミングの悪いアクセルやブレーキ操作によって、大きな差が出ることが確認されている。また、ドライバーの技量は、乗り心地への影響だけでなく、ガソリンの消費、タイヤの磨耗などにも大きく影響する。

こうした観点から日立では、スムーズなコーナリングを実現する自動ブレーキシステムの研究を進めており、2007年5月に、神奈工大と共同で、熟練ドライバーによるコーナリングのアクセル・ブレーキによる加減速操作が、ハンドルの動作によって発生する車両の横方向の加加速度と強い相関関係があることを見出した。

今回、この理論をブレーキ制御システムに搭載し、半径20mのコーナーに沿って走行する試験を行った結果、オーバースピードでカーブに進入した場合でも、制御によって適切な減速が自動的に行われること、車両の不快な傾き運動を低減できることを確認できたとしている。

《レスポンス編集部》

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