【D視点】世紀末的SUV…BMW X6

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【D視点】世紀末的SUV…BMW X6
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「業界初」にこだわる

かねてからBMWはX5や『X3』を「スポーツ・アクティビティ・ビークル」と呼び、他社のSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)とは一味違うと主張していた。X6についても「スポーツ・アクティビティ・クーペ」と呼び、他社にない製品であることをアピールしている。

SUVジャンルで後発であり、競合メーカーの大ヒットに圧倒されているBMWとしては、ラグジュアリーカーメーカーの紋章のような“業界初”で劣勢を挽回したい事情もありそうだ。そのうち業界初にこだわって、SUVでカブリオレすら作りそうで怖い。

X5やX3については、実際に乗ってみると仕上がりのよさが体感出来るので、BMWの主張は見せかけだけでない。しかしX6は、性能よりもスタイルのよさが売り物の業界初のSUVなので、BMWだけではなく、競合他社にとってもユーザーの反応が気になるであろう。

製品のイメージを、他社にない簡潔な言葉で語ることは難しいが、その言葉通りの製品を作り上げることはさらに難しいことだ。たとえ「業界初」の乱発であったとしても、実現してしまう実績があるだけに、BMWの「業界初」は成功率が高そうだ。

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《松井孝晏》

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