マイナーチェンジをして登場したアウディ『A3スポーツバック』の見どころのひとつは、よりエレガントさを増したスタイリングだ。
従来までのアウディA3スポーツバックもシングルフレームグリルを採用し、ほかのアウディの上級モデルと共通の上質なフロントマスクを持っていたが、新型ではボンネットからグリルまで繋がるVシェイプのラインがより強調され、シングルフレームグリルの存在感が高まった。
バイキセノンヘッドライト装着車は兄貴分の『A4』などと同じように7個のLEDポジションランプを内蔵して、ひと目でアウディと分かる個性を手に入れている。新たに装備されたドアミラー内蔵ウインカーもシャープな細身のレンズを持ったクールなアイテムだ。
リヤビューでは光ファイバー技術を採用し、ロッド状に光らせることができるコンビランプを新採用し、リヤバンパーも厚みを抑えたデザインに変わりスポーティ感を高めている。
インテリアでは大きな変更点はないが、メーター内の情報表示ディスプレイが高解像度のホワイトディスプレイになり、視認性を向上させている。
アウディジャパン商品企画部の平野智さんは「新しくなったA3スポーツバックのスタイリングは、ヘッドライトに内蔵されたLEDのポジションランプや精密かつ均質な光を放つ新デザインのリヤコンビランプにより、先進的な印象を与えてくれると思います。このスタイリングの進化も新しいA3スポーツバックの大きなセールスポイントとなってくれるでしょう」とコメント。
新しくなったA3スポーツバックのエクステリアは一見大きな変化がないようにも見えるが、実際は多くのパネルやパーツが新たにデザインされており、よりエレガントな印象が強まっている。ドイツから輸入されているコンパクトハッチバック車は数多くあるが、エクステリアを見比べるとA3スポーツバックが最も洗練されたスタイリングを手に入れているように感じる。