メルセデス・ベンツ日本は30日、『S600』など計12車種のフロント・サスペンション用加速度センサに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、2001年5月9日 - 2007年4月2日に輸入された計710台。
油圧制御式フロント・サスペンションの作動を検知する加速度センサで、基盤の半田処理が不適切なものがあるため、正確に車高変化を測定できず、制御装置に誤った信号が送られ、車高とサスペンションの硬さが路面に関係なく変化するおそれがある。
全車両、センサを点検し、該当するものは良品と交換する。不具合発生件数は11件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。