パナソニック、三洋電機を子会社化で協議開始を正式発表

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パナソニックは、経営再建中の三洋電機を子会社化することを前提に資本・業務提携する協議を開始することで合意したと発表した。

パナソニックは、二次電池や太陽電池に強みを持つ三洋電機を傘下に入れて、グローバル競争力を強化するためのシナジーを追求する方針で、提携が実現すれば国内最大規模の電機メーカーグループとなる。
 
今回協議を開始するパナソニックによる三洋電機の子会社化を前提とする資本・業務提携により、両社は経営ノウハウや経営資源を共有化し、協業を通じてグローバルな競争力を獲得することで、企業価値を最大化すると、している。
 
両社協業による効果としてエナジー事業領域では、パナソニックと三洋電機が二次電池市場で競争力を発揮するための補完的技術協力や三洋電機のソーラー事業拡販のためのパナソニックのグローバル販売網の提供を想定している。エレクトロニクス事業領域、エコロジー事業領域では、デバイス、デジタル、コマーシャル、白物家電の各事業で、数多くの製品群で、パナソニック、三洋電機、双方の商品ラインナップ拡充や販売網の相互活用が可能となる上に、両社の相互技術協力による製造コストや開発コストの削減が期待されるとしている。
 
また、共同購買による効率化、パナソニックが培ってきたコスト削減の取り組みを三洋電機の事業でも活用することで、全事業領域にわたる収益性の向上も可能と見ている。三洋電機の量産技術などをパナソニックの事業で活用することなども検討していく。
 
両社は、早急に実行プロジェクトチームを立ち上げ、様々な選択肢を念頭に、パナソニックによる三洋電機の子会社化を前提とする資本・業務提携の成立に向けて協議を進める。今年末を目途に進捗状況を公表する予定。

《レスポンス編集部》

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