日本板硝子の中間決算…営業減益 自動車用ガラス低迷

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日本板硝子が発表した2008年9月中間期の連結決算は、売上高が前年同期比0.7%減の4310億円、営業利益が同36.5%減の171億円となった。

自動車用ガラスは、国内が新車販売低迷の影響を受けた。欧州は補修用市場も低調だったほか、タイミングベルト用ゴムコード需要も落ち込んだ。北米は新車向けは低調だったが、補修用は横ばいだった。建築用ガラスは全体的に低調だった。
 
経常利益は同27.6%減の125億円、当期純利益は同64.5%減の183億円だった。
 
一方、同社は子会社のピルキントンが欧州委員会から自動車用ガラスの価格カルテルを結んでいたとして3億7000万ユーロの課徴金が課せられた。この決定に控訴を含めて対応は検討中だが、これまで計上してきた課徴金の引当不足額89億円を特別損失に計上する。
 
このため、通期連結業績見通しは売上高が同6.4%減の8100億円、営業利益が同57.0%減の200億円、経常利益が同73.7%減の80億円、当期純利益が同82.1%減の90億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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