米国のジャーナリストやメディアは19日、「2009グリーンカーオブザイヤー」をロサンゼルスモーターショーの会場で発表した。イヤーカーはフォルクスワーゲンの『ジェッタTDI』。ディーゼル車として初の同賞受賞となった。
グリーンカーオブザイヤーは米国の中でも最も環境意識が高いとされるカリフォルニア州のロサンゼルスモーターショーで発表するのが通例。2007年秋から2008年秋までの1年間に米国で発売された新型車の中から、最高にエコな1台を選出する。
最終選考に残っていたのは5台。VWジェッタTDIのほか、BMW『335d』、フォード『フュージョンハイブリッド』、GMのサターン『ビュー・2モードハイブリッド』、スマート『フォーツー』だ。
ジェッタTDI は全米50州のディーゼル規制をクリアするクリーンな排出ガス性能、EPAのハイウェイ燃費で41マイル/ガロン(約17.4km/リットル)という高い経済性、2万1990ドル(約210万円)からの価格などが総合的に評価され、イヤーカーの栄冠を手にした。
ジェッタTDIは2008年6月に米国へ投入。2.0リットル直4ディーゼルターボは欧州用をベースに米国の排出ガス規制に適合する改良を実施。ボディはセダンとワゴンの2タイプあり、2008年の米国輸入分1300台はすべて完売という人気を博している。