住友ゴム工業グループのSRIハイブリッドは、OA機器用精密ゴム部品製造子会社である中山住膠精密橡膠有限公司とスミラバーベトナム(SRV)が完全ゼロエミッション、ゼロエミッションをそれぞれ達成したと発表した。
完全ゼロエミッションは、直接埋立廃棄物の発生を完全になくすことで、ゼロエミッションが直接埋立廃棄物の発生が全廃棄物発生量の1%未満であること。
中山は2006年11月にゼロエミッションを達成し、その後も廃棄物の削減活動に取り組んできた。残っていた生活ゴミなどの埋立廃棄物もサーマルリサイクルとして利用できるようになり、10月に埋立廃棄物ゼロを達成した。
一方、ベトナムの子会社SRVは2008年3月のISO14001認証取得と同時に全員で廃棄物の削減活動に取り組み、廃棄物の分別回収によるリサイクル可能品の選別を徹底するなどの活動を行い、廃棄物の再利用先を開発することで埋立廃棄物の比率を0.2%まで下げ、操業開始後1年半でゼロエミッションを達成した。
中山とSRVは、今後もISO14001に基づく環境管理や改善活動、ゼロエミッション活動の維持に注力する、としている。