千葉県警は23日、千葉県柏市内の市道で飲酒運転が原因とみられる接触事故を起こしたとして、30歳の男を道路交通法違反の現行犯で逮捕した。男は飲酒を否定。調べに対しては「奈良漬を食べた」などと供述しているという。
千葉県警・柏署によると、逮捕された30歳の男は23日の午後9時35分ごろ、柏市十余二付近の市道で乗用車を運転中、対向車と接触する事故を起こした。
相手方から通報を受けて現場に急行した同署員は、接触側のクルマを運転していた男が酒臭いことに気づき、アルコール検知を実施。酒気帯び相当量のアルコール分を検知したことから、飲酒運転の現行犯で逮捕した。
ところが男はこれに反発。署員に対しては「奈良漬を食べたが、酒は飲んでいない」と供述しているという。
奈良漬はアルコール分を含んでおり、大量に食べるとアルコール検知に引っ掛かることがある。しかし、これを言い訳とする飲酒運転摘発逃れが以前から雑誌やインターネットサイトで紹介されていることもあり、警察では慎重に調べを進める方針だ。