【新聞ウォッチ】「もみじマーク」罰則廃止、異例の方針転換

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年12月26日付

●新日鉄とJFE高炉改修前倒し(読売・8面)

●1人あたりGDP日本19位、07年、OPEC30カ国中、80年以降で最低(朝日・7面)

●韓国も自動車総崩れ12月給与未払い企業も(朝日・10面).

●トヨタ裏目の拡大、次期社長「原点回帰」世界一狙い手堅さ失う(朝日・11面)

●スズキ5工場最大3日停止(朝日・11面)

●「派遣」を満期雇用、日産ディーゼルが方針転換(毎日・1面)

●社説:もみじマーク、方針転換の潔さは認める(毎日・5面)

●自動車不況底なし、高炉休止拡大も(毎日・8面)

●経団連、大橋経労委員長、減員「正社員も」企業努力に限界 ベア「厳しい」(毎日・9面)

●子育ての見方、小型ミニバン、トヨタとダイハツ、共同開発(産経・9面)

●自動車クライシス、大量消費社会に転換(日経・1面)

ひとくちコメント

「高齢者いじめ」などと不評だった「もみじマーク」について、警察庁が改正道路交通法を再改正し、違反した場合の罰則とともに違反点数や反則金を全廃するという。25日付の各紙夕刊が1面トップで報じたほか、きょうの毎日は「社説」でも取り上げている。

「もみじマーク」は昨年6月の改正で75歳以上の表示を義務づけたが、今年6月の施行を前に、同じ75歳以上を対象とした後期高齢者医療制度への批判が噴出したことなどを考慮し、施行後の1年間を周知期間として取り締まりを猶予していた。

施行からわずか半年で異例の方針転換を決断したことについて、毎日の社説では「行政庁には自らの政策が誤りと分かっても改めようとしない傾向がみられ、とりわけ警察組織は威信やメンツにこだわりがちなのに、今回の方針転換は何とも潔い。他省庁なども見習うべき姿勢と言えよう」と指摘。とかく各紙の社説は批判的な論調が目立つが、きょう毎日のように「賞賛」する内容も異例である。

《福田俊之》

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