デュポンの次世代型エアコン冷媒、SAEが有効性を認める

エコカー 燃費

米国デュポン社は、同社が共同開発した低GWP(地球温暖化係数)冷媒「ハイドロフルオロオレフィン(HFO)-1234yf」に対して、自動車技術者協会(SAE)の国際共同研究プログラムが自動車業界での評価概要を報告したと発表した。

同プログラムは、クライスラーグループ、フォードモーター、ゼネラルモーターズ、フィアット、ジャガー、ランドローバー、ヒュンダイ、PSAプジョーシトロエン、ルノー、トヨタ自動車など、世界の大手メーカーが支援している。

報告によれば、HFO-1234yfは、自動車向けエアコン用として安全に使用できること、今回検討の対象となった全製品の中で極めて環境上のメリットが大きいと評価された。

HFO-1234yfは、SAEインターナショナルのCRP調査の結果、および現在審議中の商業協定に基づき早ければ2011年には、自動車エアコンシステム用途で「R-134a」の代替品になるとされている。

2011年より、欧州連合(EU)指令による新型車に対する現行の冷媒の段階的廃止が開始となり、EU地域では2017年までに完了することになっている。以後、R-134aの新車への使用は禁止となり。乗用車および軽トラックについては、GWP値が150を下回る冷媒の使用が義務付けられる。

HFO-1234yfのGWP値は4で、デュポンの試算では、新車にHFO-1234yf冷媒を使用した場合、年間5億9000万ガロン(およそ22億リットル)以上の燃料の節約が可能になるとしている。(2017年までにHFO-1234yfが全世界で導入されたという仮定に基づいたもの)

HFO-1234yfは、R-134aからほぼ簡単に切り替えることができるため、自動車メーカーおよび消費者の双方にとってコストを抑えることができる。今年2月には、HFO-1234yfを使用した改良型エアコンシステムの早期導入を目指す協力体制が発表される。

《レスポンス編集部》

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