沖電気工業は、総務省から「ユビキタス特区」事業の一つである「観光ドライバー向けの快適走行支援カーナビシステムの実証」の委託を受け、DSRC車車間通信システムを用いた観光ドライバー向けISLANDシステムの開発に着手したと発表した。
このシステムは、情報通信インフラの整備が十分でない観光地の地域特性を考慮し、無線基地局がネットワーク化されていなくても、車々間通信技術をベースに「車が情報を運び、さらに車と車がネットワークを直接構成する」ことを活かしたもの。
ローカルTPO情報提供サービス、やクチコミ情報提供サービス、渋滞情報提供サービス、外国人観光客向けコンシェルジュサービスなど、観光ドライバーのニーズにマッチした情報を提供する。
システムの開発では、サービス・普及促進の面では、沖縄県とうるま市の関連公共機関や沖縄県情報産業協会などの現地公共・民間機関と連携する予定。また、観光地での安全運転支援の面では、日産自動車の研究協力を得ながら開発を行う予定。