キアは11日、コンセプトカーの『ソウルスター』を発表した。小型ハッチバックの『ソウル』をベースに、オープントップのSUVを提案する。
デザインはキアモーターアメリカが担当。鮮やかなイエローのボディは太陽光が降り注ぐビーチをイメージしたという。今春から販売される新型5ドアハッチバックの『ソウル』と基本メカニズムを共用しながら、遊び心あふれるレジャービークルに仕立てた。
注目はほとんどフルオープンに変身するガラスルーフ。脱着式の2分割ガラスルーフとサイドウインドウを採用して、爽快なドライブが楽しめるようにした。ボディ前部から後部へと一体感を持たせたロールバーは、力強い雰囲気だ。
また、足元には19インチのアルミホイールを装着。LEDをヘッドランプ、バンパーのフォグランプ、ドアミラーのウインカーなどに使用した。リアはクロームのテールパイプで引き締めている。
独立4座のシートが備わるキャビンは非常に斬新なデザイン。インパネもシンプルでありながら、四角形に近いステアリングホイールを採用するなどして、遊び心を表現している。
エンジンは『ソウル』と共通で、1.6リットル直4(120ps)、2.0リットル直4(140ps)など、ディーゼルを含む4機種が用意された。
キアは「アクティブな若い顧客に向けたコンセプトカー」と説明。将来の市販車にこの考え方を反映させる意向だ。