【新聞ウォッチ】トヨタ「豊田章男社長就任」内定報道の続報

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年1月22日付

●NY一時87円台13年ぶり(読売・2面)

●トヨタ、世界計画破棄へ、拡大偏重を見直し / 現場重視回帰「創業家から」改革迫られ社内に危機感、苦言呈せる人材カギ(朝日・10面)

●GM、販売首位陥落、トヨタの世界一確定(朝日・10面)

●副会長トヨタ渡辺氏に、新日鉄宗岡氏、東芝西田氏も、経団連人事(毎日・11面)

●自工会、車の楽しさ子供にリアルに、4月から展示施設(産経・11面)

●トヨタ大政奉還(下):復活への早道、補佐役うまく生かせるか(産経・11面)

●トヨタ創業家社長へ原点回帰(中):危機克服歴史創造を(東京・10面)

●再建向け不安残る、クライスラー提携効果に疑問(東京・10面)

●ソニー、1工場に集約、国内TV生産、希望退職募集など、正社員2000人超削減(日経・1面)

●生産減少、底見えず、09年、需要減続き在庫圧縮重荷に、自動車、2割減の見方(日経・3面)

●新生トヨタ、逆風下の船出(上):21世紀の生き残り模索(日経・9面)

●ガソリン店頭平均、5か月半ぶり反発、19日時点(日経・9面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の次期社長に豊田章男副社長の昇格が決まったが、昨日に続き、きょうの各紙も「創業家出身社長就任」の内幕を取り上げた記事が目立つ。

朝日は経済面で「トヨタ、世界計画破棄へ、拡大偏重を見直し」とのタイトルで、5年先までの指針となる「グローバルマスタープラン」を破棄する方針を固めたことを報じるとともに、「章男社長昇格」の背景を分析している。また、産経は連載企画「大政奉還」の(下)で、トヨタが20日に社長交代を発表したのは、「翌21日に年に一度の販売店代表者会議を催すため」としている。

さらに、東京は「原点回帰」の2回目、日経は「世界販売、トヨタ初の首位」の記事の隣にきょうから「新生トヨタ、逆風下の船出」の連載を始めた。その中で興味深いのは、「社内では、ある『ビジョン』作りがひそかに始まり、その策定チームのトップが章男氏」と伝えている。

14年ぶりの大政奉還にマスコミも大はしゃぎだが、社長交代人事まで事前に漏れるという“ガラス張り”の対応が新体制にとって吉と出るか凶と出るか?

《福田俊之》

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