オペルは20日、『アンペラ』のイメージ画像を公開した。GMのプラグインハイブリッドシステム「ボルテック」を搭載。5ドア、5シーターの環境に優しいモデルを提案する。
ハイブリッドシステムはGMが2008年に発表したシボレー『ボルト』用と基本的に共通。モーター単独の走行距離は最大60km。2次電池はリチウムイオンで、バッテリー残量が少なくなると、充電専用の小排気量エンジンが始動。ジェネレーターを回し、モーターへ電力を供給するとともに、バッテリーの充電を行う。
欧州GMのマーケティング責任者、Alain Visser氏は「欧州メーカーで数百kmをノンストップで走行できるEVを開発したのは、オペルが最初」と説明する。ちなみにGMはプラグインハイブリッド車を「エクステンデッドレンジEV」と呼んでいる。
オペルの調査によると、ドイツ人の約80%は1日の平均走行距離が50km以下だという。アムペラはその走行距離をカバーする性能を有していることになる。
アムペラは3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式公開される。GMの「ボルテック」の積極展開策として注目できる。
【ジュネーブモーターショー09】オペルからプラグインハイブリッド
自動車 ニューモデル
モーターショー
《森脇稔》
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