横河ブリッジホールディングス(YBHD)と住友金属工業は、橋梁事業を共同事業化することで合意したと発表した。両社は共同事業会社を設立。YBHDが60%、住友金属が40%出資する。
橋梁事業を取り巻く環境は、公共事業の削減など、厳しい状況にある。また、数年前に発覚した橋梁談合事件を機に国土交通省を中心とした各発注者が、総合評価落札方式による入札を本格化させている。
両社は、規模の拡大による調達交渉力の強化やコスト削減メリットの享受、素材開発から施工までの一貫した技術力による提案力の向上など、両社の事業価値の向上を図る。
また、関西圏と北海道に主力工場のあるYBHDグループと関東圏に橋梁工場のある住友金属が結びつくことは、地理的な経済性からもその効果は大きく、今後の競争に有利にはたらくとしている。