【ジュネーブモーターショー09】リンスピード…世界初!! 形が変わるエコスポーツ

自動車 ニューモデル モーターショー
【ジュネーブモーターショー09】リンスピード…世界初!! 形が変わるエコスポーツ
【ジュネーブモーターショー09】リンスピード…世界初!! 形が変わるエコスポーツ 全 10 枚 拡大写真

スイスのチューナー、リンスピード社は16日、コンセプトカーの『iChange』(アイ・チェンジ)を発表した。環境に優しいEVスポーツカーで、世界初の乗車定員に合わせて変化するボディを採用している。

リンスピードは、フランク・M・リンダークネヒト氏が1977年に設立したエンジニアリング会社で、おもにドイツ車のチューニングを手がけている。毎年ジュネーブモーターショーに斬新なコンセプトカーを出品し、話題を集めることでも有名だ。

今回のジュネーブでは、アイ・チェンジを初公開。基本は1名乗車のスポーツカーだが、運転席のボタン操作によってガラス製キャノピーのリアエンドが上昇。運転席の後部に2名乗れるスペースが出現する。ボディはドアのない超未来的なフォルム。乗り降りはキャノピーを開閉して行うが、全高は1030mmしかないので、乗降はそれほど苦にならないようだ。

パワーユニットは最大出力204psを発生するモーターで、後輪を駆動。2次電池はリチウムイオンで、航続距離によって短距離用、長距離用と2種類のバッテリーを搭載する。コンポジットボディは車重1050kgという軽さ。スバル『インプッサWRX』ベースの6速トランスミッションと組み合わせられ、0-100km/h加速4秒、最高速度220km/hというパフォーマンスを達成している。

室内は中央に運転席、その後部に2つの後席が並ぶ3シーターレイアウト。内装の素材にはウールを使用し、優しい肌触りを実現する。ハーマンカードンがオーディオだけでなく、「インフォテインメント」システムも担当。超高速&省電力のインテルプロセッサーを内蔵し、車両情報の管理からエンターテインメントまでをカバーする。また、ソーラーパネルを装備し、走行中でも充電を行うと同時に、エアコン用の電力も供給する。

このアイ・チェンジは残念ながら市販予定はないとのこと。リンスピードは「世界規模で自動車そのものの概念が変わろうとしている。未来の自動車の姿を提案したのが、このアイ・チェンジ」と語っている。3月3日に開幕するジュネーブモーターショーでは、注目モデルの1台になることは間違いない。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  3. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  8. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  9. BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化…北京モーターショー2024
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る