【春闘09】基本的な認識が違う…日産川口常務

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【春闘09】基本的な認識が違う…日産川口常務
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日産自動車労働組合は18日、2009年春季団体交渉(春闘)の要求を会社側に提出した。人事担当の川口均常務は会見で、「状況の認識が違う。交渉は厳しくなる」と語った。

労組の要求は、賃金引き上げについて、賃金改善分4000円を含む「平均賃金改定原資」を要求、賞与は新基準内賃金で5.2か月分。

これに対し川口常務は「今はベースアップどころか、会社をどうやって維持するかが課題となっている緊急時だ。物価高を考慮し、生活水準を維持するという労組の言い分は理解できるが、状況の認識が違う。基本的なところが乖離している」と語る。

「従来のように『インフレ分だけは』とはいかない。賃金体系を含めて、スクラッチで組み立て直すような、例年にない議論になると思う」

「会社が存続しなければ賃上げしても意味がない。雇用の前提として会社がある。従業員全員で痛みを分け合うような、“サバイバル春闘”になる」

《高木啓》

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