【新聞ウォッチ】新入社員全員「自宅待機」…不二越、自動車不況の余波

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年3月11日付

●「高速1000円」GW前まで二重払いも 料金システム改修遅れ(読売・1面)

●トヨタ、満額回答見送りへ、年間一時金(読売・10面)

●富士重工赤字230億円に拡大、期末14年ぶりに無配(朝日・12面)

●インサイト、出足好調、計画の3倍1万8000台受注(朝日・13面)

●フタバ産業社長、今月末で辞任へ不適切会計引責(朝日・13面)

●記者の目:井深大氏や本田宗一郎氏に学ぼう(毎日・6面)

●国内全路線片道9000円、全日空65歳以上に(毎日・8面)

●新VMAX発売へ、ヤマハ発(毎日・8面)

●中国新車販売80万台を回復2か月連続、米超え最大市場(毎日・9面)

●ETC特需、高速道乗り放題購入補助あすスタート、売り場拡大メーカーはフル稼働(産経・11面)

●日産と新エンジン共用 量産化で負担軽く、仏ルノー会長(日経・9面)

●不二越、全員自宅待機に、今春入社予定の73人(日経・13面)

●会社研究:ホンダ「インサイト」成長の柱に(日経・17面)

ひとくちコメント

底の見えない自動車不況のあおりが新入社員にまで及んでいる。富山市の機械メーカー、不二越が4月から入社予定の高校生と大学生の新卒内定者73人全員に対し、入社後から9月末までの半年間、自宅で待機するよう命じたという。

きょうの日経などが取り上げているが、不二越は自動車向けの工作機械などが主力事業。受注が急減しており、大幅な減産を進めているため、「自宅待機は避けられない」というのが理由。

日本工作機械工業会によると、2月の工作機械受注額(速報値)は210億0900万円と前年同月比83.9%の減少。前年を下回るのは9カ月連続の落ち込みとなっている。不二越では自宅待機の期間中は休業扱いとなり、休業手当として基本給の6割を支給するそうだが、初の社会人として羽ばたく矢先の自宅待機は気の毒としか言いようがない。

《福田俊之》

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