【ソウルモーターショー09】サンヨンの小型SUVに2つの新機軸

自動車 ニューモデル モーターショー
【ソウルモーターショー09】サンヨンの小型SUVに2つの新機軸
【ソウルモーターショー09】サンヨンの小型SUVに2つの新機軸 全 5 枚 拡大写真

韓国のサンヨン(双竜)自動車は2日、ソウルモーターショーで『C200エココンセプト』と『C200エアロコンセプト』を正式発表した。前者はハイブリッド、後者はスポーティ仕様である。

『C200』は、2008年10月のパリモーターショーで初公開されたサンヨンの新型SUV。外観はジウジアーロ氏が率いるイタルデザインが担当しており、若々しいムードが強調された。全長は4400mmでトヨタ『RAV4』やホンダ『CR-V』とほぼ同等。ホイールベースは2650mmとフォルクスワーゲン『ティグアン』よりも若干長い。

C200エココンセプトは、ディーゼルハイブリッドを搭載。「Kyron」と呼ばれるハイブリッドシステムは、直噴2.0リットル直4ターボディーゼル(175ps)にモーターを組み合わせて構成され、TSD(トルクスプリットデバイス)によって、エンジンやモーターの駆動力を制御する。

トランスミッションは6速ATで、アイドリングストップ機能や回生ブレーキが採用された。排出ガス性能はユーロ5に適合。サンヨンは「ベースのC200と比較して、燃費性能は約30%、排出ガス性能は約50%良好」と語っている。

もう1台のC200がエアロコンセプト。スポイラー一体のフロントバンパー、サイドスカート、リアスポイラーなどを装着して、スポーティかつスタイリッシュな雰囲気を演出する。エンジンは直噴2.0リットル直4ターボディーゼルと1.8リットル直4ガソリンだ。

経営破綻したサンヨンは現在、韓国政府の下で経営再建に取り組んでおり、今後5年間で20の新型車を投入する計画。年内に韓国や欧州へ投入するC200は、サンヨンの再生に向けて大きなカギを握るモデルになる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  3. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  4. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  5. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  6. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  7. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
  8. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  9. BMWの4ドアクーペEV『i4』、改良新型は表情変化…北京モーターショー2024
  10. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
ランキングをもっと見る