【新聞ウォッチ】大盤振る舞いの経済危機対策、東京外環道なども着工へ

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2009年4月28日付

●GM「政府管理下に」リストラ案発表、株と交換、債務圧縮(読売・2面)

●豚インフル、メキシコ初動に遅れ(朝日・2面)

●三菱自、営業利益96%減、3月期 ダイハツは41%減(朝日・9面)

●補正予算案成立なら、どう変わる、雇用、暮らし(毎日・2面)

●クライスラー、再建の道なお険し(毎日・8面)

●外環など4区間、新規着工を決定(産経・10面)

●シャープ赤字1258億円、前期最終損益、液晶テレビ価格下落(日経・3面)

●自動車買い替え補助、1年以上使用が条件、中古車、新車とも(日経・5面)

ひとくちコメント

長い間凍結されていた東京外郭環状道路(外環道)の練馬 - 世田谷(16km)など4区間の高速道路の建設計画について、国土交通省の国土開発幹線自動車道建設会議(国幹会議)が基本計画から整備計画に格上げすることを了承、今後、事業着手が可能になるという。きょうの各紙が取り上げている。

外環道のほかには名古屋環状2号線の名古屋西 - 飛島(12km)、東関東自動車道水戸線の潮来 - 鉾田(31km)、日本海沿岸東北自動車道の酒田 - 遊佐(12km)。今回の決定で、全国の整備計画区間は99年に決まった9342kmから10年ぶりに増え、9413kmとなる。

ただ、高速道路の建設に対しては「将来、交通量が減るのは確実なだけに、無駄な道路を造らない工夫が必要になる」(日経)ことや料金収入で建設費を賄えないため、高速道路会社に加え国と自治体も建設費を出す合併施行方式」建設する意向で、「高速道路新設への税金投入に対しては、今後批判が出る可能性もある」(毎日)など、経済危機対策による大盤振る舞いとの見方も指摘されている。

《福田俊之》

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