【アルファロメオ MiTo 試乗】突っ込みどころは山ほどあれど…河村康彦

試乗記 国産車
【アルファロメオ MiTo 試乗】突っ込みどころは山ほどあれど…河村康彦
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ターボブーストの高まりと共に“舵抜け感”が伴うステアリング・フィール。トルクフルではあるもののアクセル操作に対する切れ味には欠けるエンジン。妙に手前寄りにレイアウトされてしまったフットレスト…と、“優等生”そのもののVW『ゴルフVI』あたりに比べてしまえば拾い上げる事の出来る不満のポイントは枚挙に暇ナシ。  

【画像全7枚】

が、そうしたネガなポイントを「どれも針小棒大さ」と片付けてしまいたくなるのが、アルファ発のこの最新モデル、『MiTo』のカッコ良さ。  

どこをとっても「“純正アルファ”そのもの」と納得のエクステリアにも、「ドイツ車なんてつまらない」と語りかけるようなインテリアにも、もはや理屈抜きで降参! 実は深さがたっぷりのラゲッジスペースや前席下への足入れ性が抜群で実際のスペース以上に広々感が味わえる後席空間など、見た目以上に実用性に富んでいるのもマル。  

バイキセノン式ヘッドライトやフロント・シートヒーター、レーンチェンジャ機能付きウインカーを標準とするなど、装備品の充実度もなかなかのもので、そう考えると新型ゴルフのベーシックモデルを超える285万円というプライスタグにも十分納得が出来てしまいそう。  

“AT免許”なる不可思議なライセンスカテゴリーが存在する市場に対して、「MT乗れないんなら買っていただかなくて結構!」という潔さもむしろ好印象。もっとも、この件に関しては当然後追いで2ペダル仕様も導入されるには違いはないけれど……。前述のように左足置き場についての注文はあるものの、それでも敢えて「不便で危ない」左ハンドル仕様など導入しなかったのは、インポーターの見識。  

■5つ星評価 
パッケージング:★★★★ 
インテリア/居住性:★★★★ 
パワーソース:★★★ 
フットワーク:★★★ 
オススメ度:★★★★  

河村康彦|モータージャーナリスト 
1985年よりフリーランス活動を開始。自動車専門誌を中心に健筆を振るっているモータージャーナリスト。ワールド・カーオブザイヤー選考委員、インターナショナル・エンジンオブザイヤー選考委員。

《河村康彦》

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