丸紅は、米国の電力持株会社を通じて、発電事業ディベロッパーであるインヴエナジー・サーマル社から米国での3か所の天然ガス焚き火力発電所を保有する子会社の事業権益49%を取得することで合意した。事業権益は全て投資適格の電力会社または電力協同組合と長期売電契約を締結していることから、安定的な事業収益が見込まれる。
インヴエナジーグループは、米国・カナダ・欧州で、発電事業の開発・買収・運営を行っており、環境に優しい発電技術に着目して、特に天然ガスと風力を主体とした発電事業に注力している。
今回丸紅が買収する3か所の天然ガス焚き火力発電所は、フロリダ州にある370MW天然ガス焚きコンバインドサイクル・シンプルサイクル発電所、コロラド州にある314MW天然ガス焚きシンプルサイクル発電所、ミネソタ州にある357MW天然ガス焚きシンプルサイクル発電所。
丸紅は今回の買収を足がかりに今後も優良投資機会を積極的に発掘する方針。今回の買収で、同社の電力事業ポートフォリオは2万4541MW(グロス)・7483MW(ネット持分)となる。