三菱ふそう中期経営計画…11年に税引前利益1000億円改善

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三菱ふそう中期経営計画…11年に税引前利益1000億円改善
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三菱ふそうトラック・バスは、業界を取り巻く環境と市場の変化に対応し、競争力のある会社、収益力のある経営体質を実現するため、中期的な視野に立って事業体制の再編を行なう「中期経営計画」を発表した。

今回の計画は、親会社であるダイムラー社のダイムラー・トラック部門全体の短期・中期・長期的な利益目標を達成するための「グローバル・エクセレンス戦略」に基づいている。

計画は需要周期変動への対応、オペレーショナル・エクセレンス、海外成長と市場開拓、将来への製品&技術開発の4つの柱で構成する。

三菱ふそうの過去6年間の販売構成は、海外販売比率が03年の52%から08年には78%にまで拡大している。今後も海外販売の割合が比較的堅調に伸びることが期待される一方で、国内市場では長期的な需要低迷もあり、厳しい状況が続くと予想している。

今回の計画はこうした市場の構造変化に柔軟に対応しながら、市場の成長予想とあわせて、市場環境とその変化に影響されない利益体質、成長市場に合せた柔軟な経営体制の構築を目指すのが狙い。このため、将来に向けて体制強化を図ることが重要であり、より効率的な経営体制に変革を遂げるため、具体的には、製品構成の合理化、生産体制の最適化、販売体制の最適化、原材料費の最適化と固定費の削減を実施する。

計画で発生する構造改革費用は350億円を予想するが11年には年間で税引前利益1000億円の利益改善を実現できる体制を目指す。

《レスポンス編集部》

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