日本自動車工業会の青木哲会長は21日の記者会見で、米国政府が排ガス規制基準の統合化や前倒し強化する方針としたことについて、官庁や州によって異なっている規制値を「1本化するのは好ましい」と、歓迎の意向を表明した。
一方で、予定される規制値は「高いレベルなので、各メーカーは十分検討して対応する必要がある」と述べた。
また、排ガス規制の強化は日本車に有利という見方に対しては、規制の強化がハイペースで進むこともあって「必ずしもそうとはいえない」と、語った。そのうえで「公平な基準値の設定を期待したい」と、注文した。