【アウディ Q5 日本発表】V6のトルクを上回る2リットルターボ

自動車 ニューモデル 新型車
【アウディ Q5 日本発表】V6のトルクを上回る2リットルターボ
【アウディ Q5 日本発表】V6のトルクを上回る2リットルターボ 全 13 枚 拡大写真

21日に発表されたアウディのミッドサイズSUVの『Q5』には、2リットル直4ターボと3.2リットルのV6という2種類のエンジンが設定されているが、販売の主力となるのが2リットルターボだ。

アウディジャパン商品企画部の青木徹さんは「発売当初は3.2リットルのV6も販売を伸ばしてくれると思いますが、最終的には2リットルターボの2.0TFSIクワトロがV6の3.2FSIクワトロを大幅に上回るでしょうになるでしょう」

「2.0TFSIクワトロのエンジンはこのクラスとしては小排気量ですが、直噴ターボに加えてバルブリフトシステムを採用し、そのパワーをロスなく引き出してくれる7速Sトロニックを組み合わせています。その結果、競合車の2.5リットルエンジンを大きく上回る動力性能を発揮してくれ、その上で優れた燃費性能も実現しています」とコメント。

実際に2.0TFSIクワトロに搭載されたパワートレインは、予想をはるかに上回るパフォーマンスを披露してくれた。このエンジンのスペックは最高出力に関しては211PSと驚くほど高くはないが、最大トルクは35.7kg-mと実に自然吸気エンジンの3.5リットル並みの力強さを発揮してくれるのだ。その最大トルクは上級グレードの3.2FSIクワトロをも上回っている。

しかも、最大トルクの発生回転は1500-4200rpmと、日常的に最もよく使われる低回転域に絞られているので、あらゆるシーンで排気量を意識させない力強さを発揮してくれる。7速Sトロニックのギヤ比もこのエンジンにマッチしており、トルクバンドを巧みに維持しながら1870kgの車両重量を感じさせることなくQ5のボディを引っ張ってくれる。

今回の試乗コースは急坂を登るようなワインディングが多かったが、そんな場面ではV6よりも幅広い領域でトルクが太く、エンジンが軽いので回頭性がシャープになる2.0TFSIクワトロのほうが走りやすいと感じさせるシーンも多かった。

価格的にも569万円と、V6よりも91万円も低く設定されているのでコストパフォーマンスにも優れている。エンジンの静粛性などの面ではV6のほうが優れているが、2.0TFSIクワトロはベースモデルを意識させない力強さを発揮してくれるので、積極的にこちらをオススメしたくなってくる。

《岡島裕二》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ファン必見!『ミニGSX-R』は1000台注文あれば販売される!?「鈴鹿8耐」最注目の“スズキの隠し球”
  2. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  3. 内装はまるで「地中海のヨット」! VWが新型キャンピングカー『グランドカリフォルニア』発表へ
  4. フォード『ブロンコ』が60周年、初代をオマージュした記念パッケージが登場
  5. ブラバスが「いかつすぎる」新型スーパーカーを発表! 1000馬力の超絶パワーに「頭抜けてる」と驚きの声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る