グロンホルム、パイクスピーク参戦 800psのフィエスタで

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グロンホルム、パイクスピーク参戦 800psのフィエスタで
グロンホルム、パイクスピーク参戦 800psのフィエスタで 全 4 枚 拡大写真

フォードは27日、7月19日に米国コロラド州で開催される「パイクスピーク国際ヒルクライム」に『フィエスタ』のラリー仕様、『フィエスタラリークロス』で出走すると発表した。ドライバーには元WRCチャンピオン、マーカス・グロンホルム選手らを起用する。

パイクスピーク国際ヒルクライムは1916年にスタート。米国では2番目に長い歴史を持つモータースポーツだ。全長20kmの未舗装路を一気に駆け上り、そのタイムを競い合う。途中、156ものコーナーが待ち受ける難コースとしても知られている。

新型フィエスタは、2010年の米国導入が決定済み。すでに「フィエスタムーブメント」と題して、先行PRキャンペーンを全米で開始している。今回のパイクスピーク参戦は、フィエスタの高性能をアピールするのが目的だ。

フォードはパイクスピーク参戦に当たって、スウェーデンのOlsbergモータースポーツ社と協力。同社と欧州フォードが共同開発したフィエスタラリークロスで出走する。

フィエスタラリークロスは、『フォーカスRS』用の2.0リットル直4ターボをベースに徹底したチューニングを施したエンジンを搭載。その最大出力は800ps以上というモンスターだ。駆動方式は4WDで、足回りはオーリンズと共同開発。このマシンは今シーズンから欧州ラリー選手権に投入され、第2戦目となる5月上旬のポルトガルラリーで、早くも優勝を果たしている。

パイクスピークのドライバー陣が、また豪華な顔ぶれだ。フォード『フォーカス』を駆り、WRCで30回の勝利と2度のタイトルに輝いたマーカス・グロンホルム選手と、スウェーデン国内ラリー選手権で4度のタイトルを手にしているアンドレアス・エリクソン選手の2名体制で臨む。

エリクソン選手は「パイクスピーク参戦はとても楽しみ。改造無制限クラスで10分を切る新記録達成が目標」と意気込みを語っている。

パイクスピークでフィエスタが優勝すれば、同車の米国導入に弾みが付きそう。北米フォードのモータースポーツを統括するブライアン・ウルフ氏は、「パイクスピークは、フィエスタのポテンシャルをアピールする絶好の機会」とコメントしている。

《森脇稔》

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