「フロントフェンダーからリアフェンダーに向かって少しずつ上がっていくプレスラインは火花をイメージしているのです。そして、リアピラーの斜め45度のラインは推進力を表しています。そうすることで、全体のダイナミズムを意識させるようにしたのです」とは、ルノー『コレオス』プロジェクトマネージャー、フランソワ・ローランさん。
「フロントオーバーハングもリアオーバーハングもまるっきり無くして短くしたかった。そしてタイヤを四隅に置くことで走行安定性がアピールできて、なおかつ、ダイナミズム感も生きてくる。とにかく、四角い普通のSUVにはしたくなかった」のだという。
また、ルーフラインが後方に行くに従って下がり、逆にフロントフェンダーからリアに向かっていく火花をイメージしたプレスラインは上がっている。これはウェッジシェイプを強調してクーペのように見せたかったのだという。このあたりからもダイナミズム感を感じさせたかったのだ。