3日未明、大阪府大阪淀川区内で、タクシーに乗り込もうとした男が後席シートベルト着用喚起の自動放送に激怒。40歳の男性運転手に対して暴行を加え、タクシーを強奪して逃走する事件が起きた。タクシーは約1km先で発見。車内の現金は無事だった。
大阪府警・淀川署によると、事件が起きたのは3日の午前1時ごろ。大阪市淀川区三津屋南付近の市道で、タクシーに客として乗り込んだ男が、乗車直後に流れる後席シートベルト着用喚起の自動放送に激怒。40歳の男性運転手に対して「どうしてベルトを着けなければいけないのか」と因縁をつけた。
男が暴れるため、運転手は路肩にクルマを止め、車外で対処しようとしたが、男は車外に出た運転手に対して殴る蹴るの暴行を加え、タクシー車両を強奪。自らが運転してその場から逃走した。運転手は顔面骨折の重傷。警察では強盗致傷事件として捜査を開始している。
奪われたタクシーは約1.2km先に放置されているのが発見。車内に置いてあった売上金約1万円に手を付けられた形跡はなく、無事だった。男は30-40歳代で、身長約160cm。事件当時は酒に酔った状態とみられる。