損保26社の08年度決算、2579億円の経常赤字に…日本損保協会

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日本損害保険協会は22日、加盟損保26社の2008年度決算概況を発表した。それによると、正味収入保険料は前年度比4.1%減の7兆1618億円で、2期連続で減少した。

種目別の保険料収入では、自動車保険が同1.3%減の3兆4565億円、自動車損害賠償責任(自賠責)保険が同21.5%減の8832億円など、ほとんどの種目で前年を下回った。

保険引受利益は、このような保険料の減収や保険金支払いの増加はあったものの、支払備金繰入負担の減少や責任準備金の戻入により、前年度の赤字から162億円の黒字に転じた。

しかし、金融危機を発端とする市場の混乱のため、有価証券の評価損や利息および配当金収入の減収により、経常損益は2579億円の赤字に転落した。最終損益についても、運用資産の価格変動に備えるために積み立てた価格変動準備金の戻入を行ったものの、810億円の赤字となった。経常、最終とも赤字に転落するのは01年度以来、7期ぶりになる。

《山田清志》

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