【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】「システムの能力を最大限引き出すAV機能」…カロッツェリア サイバーナビ AVIC-VH9900

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】「システムの能力を最大限引き出すAV機能」…カロッツェリア サイバーナビ AVIC-VH9900
【カーナビガイド '09 会田肇インプレ】「システムの能力を最大限引き出すAV機能」…カロッツェリア サイバーナビ AVIC-VH9900 全 5 枚 拡大写真

安定した測位、自在な検索が可能な「マルチ検索」

カーナビとしての能力の高さは今さら言うに及ばず。圧倒的に高い測位精度は健在で、複雑な道路が絡む都会の道路でも、GPS信号をロストするような場所でも安定した測位を示す。この辺はサイバーナビの実力を物語る格好の例と言える。

機能面での高さでも右に出るものがない充実ぶりだ。ドライブプランナーは出発時刻または到着時刻を3通りまで入力可能で、名称検索では絞り込みがしやすくなるAND検索機能も備えるなど、設定項目はきわめて多岐にわたる。なかでも「マルチ検索」は効率よく目的地を探せる機能として注目していい機能。文字を入力していく中で、主要施設や過去に探した施設をリストとして表示し、リストにタッチすれば即座にその場所が表示されるのだ。これは使っていて本当に便利と感じた。

また、地図の表現力は多彩さを極め、VGAモニターは輝度レベルをアップすることで地図などを鮮明に見せるようになったことを見逃せない。

ガソリン価格や天気、駐車場の満空情報など、通信を利用したオンラインコンテンツへの対応をいち早く果たしたサイバーナビ。新型ではガソリン価格順のソートにも対応するなど、ニューズに対応した使い勝手の向上を図っている。

◆AV面でもシステムの能力を最大限に引き出す

AV面での充実した機能も群を抜くものだ。たとえば「オートタイムアライメント&オートイコライザー(5.1ch/2ch)」の搭載は、どんなクルマでも再生する環境の最適化を自動的に行い、システムの能力を最大限に引き出すことができる画期的なもの。

ミュージックサーバーで利用可能なフィーリングプレイはその使い勝手を高め、再生中の楽曲タイトルとアーティスト名を地図画面に表示する。しかも、新サイバーナビではCDのリッピングでロスレスの高音質モード(ATRAC Advanced Lossless)を新たに搭載。この音の違いもぜひ味わって欲しいポイントだ。また、インタビューに詳しいが、音響パーツには厳選された専用パーツを多数採用し、高音質化されたソースに似合った性能を獲得していることにも注目したい。

カーナビとして、AVセンターユニットとして、新サイバーナビは熟成度をさらに増したと言えるだろう。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
  5. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る